新入局員の声
胡中 公謹Kiminori Konaka
私は山口県立総合医療センターで初期研修を行い、第三内科に入局させていただきました。もともと学生時代から血液・糖尿病内科に興味があり、研修医の時に実際に診療にあたって患者様にとってどんな治療やサポートがベストなのか、非常に患者様に熱心に向き合った治療の様子を肌で感じ入局を決めました。
大学での診療は現在血液と内分泌・糖尿病チームに分かれて診療を行っております。どのチームにおいても基本的な治療方針から最新の知見による治療まで幅広く指導医の先生方から直接ご指導いただいています。指導医の方にも気軽に相談することができ、非常にいい雰囲気で日々診療を送っております。カンファレンスではより多くの先生と治療方針を確認する中で自分の疾患への理解をますますあげる良い機会となっております。
現在、血液内科では県内の他院では治療が難しい骨髄移植や大量化学療法を中心に治療を行っております。原病や治療の影響で多臓器に障害をきたしたり、感染症をきたしたりと状況が刻一刻と変化する方も多く、身体診察や検査所見から得られる情報をもとに考察を行い対応していくという内科の醍醐味ともいえると思います。糖尿病疾患では同じ程度の血糖でもその方の年齢やADLや治療に対する希望を加味したうえで患者様各々にあった治療を行う必要があります。血液疾患も糖尿病もより患者様の事を理解し、寄り添った医療を行う必要があるという面では共通点が多いように感じています。
内科の広い知識だけでなく患者に寄り添った診療を身に着けたいという方はぜひ気軽に研修ローテートで選択していただければと思います。一緒に診療にあたることができる日々を心待ちにしております。
中山 綾菜Ayana Nakayama
第三内科に入局し、一年が経ちました。山口大学第三内科は、糖尿病・内分泌チームと血液チームに分かれています。チーム制で入院診療を行っており、医局全体がアットホームな雰囲気でなんでも相談しやすい環境です。毎週のカンファレンスでは日々進歩する最先端の治療も交えながら積極的に議論を行っています。2つの分野は扱う疾患は異なりますが、全身を診て、身体的な面はもちろん精神的にも長期的に患者さまと密に関わることのできる点で共通しており、とてもやりがいのある分野であると日々実感しております。血糖管理や化学療法、感染症、抗菌薬の使い方等、幅広く学べるため、どの診療科でも必要となる臨床の基礎を学ぶことも可能です。当科に少しでも興味のある方は是非一度見学に来ていただければ幸いです。これから皆さんと一緒に働けることを楽しみにしております。